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2016年4月12日火曜日

ハチが巣づくりを開始する季節

飛翔昆虫のひとつであるハチが活動を開始する頃です。身近で害虫扱いとなるアシナガバチやスズメバチの場合は、最初は女王蜂1匹だけで営巣できる場所を物色しはじめます。

雨のあたらない木の中ほどや軒下に適当な場所はないかと探しまわります。巣づくりに良さそうな場所を見つけると、巣の材料を持ってきてせっせと巣作りを開始します。巣の材料は木の皮を剥いだものに自身の分泌物を混ぜたものだったりします。

アシナガバチと巣

ハチが営巣場所を探す時期としては4月初旬頃から遅くても5月末あたりまでとなっています。6月以降はほとんど新たに巣を作りはじめることがありません。例外として、巣が壊れたり襲われたりした場合は新たに作り直すことがあります。

ですから、6月以降に巣が確認されなければ、その年はハチが巣をつくる心配は無いということになります。5月末頃に一度庭を見回ってみて、ハチの巣は無ければその後は安心できます。しかし、この頃のハチの数は1~4匹程度であり、巣はまだまだ小さいので見つけにくくなっています。

問題になるのは、巣が大きくなってハチの数が大量の状態です。巣が急に大きくなりはじめる9月以降に巣の存在に気づいて、その時にはかなり危険な状態となっている、といった場合はよくあることです。


スズメバチの場合では10~11月頃が巣の大きさ、ハチの数ともピークとなり、より攻撃的になるので、毎年ハチに襲われたとニュースになるのはこの頃が多くなります。ニュースになるのは食中毒と同じで大人数の被害の場合が多いので、実際には知らないところで多くのかたがハチに刺されていると思われます。

ピークの10~11月頃に向かってのハチ達の活動開始の季節は、ちょうど今頃から。といったお話しでした。よろしくお願いします。


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