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2015年6月7日日曜日

燻煙剤の効果について

現時点では梅雨入り宣言はまだのようですが、湿度が高めでジメジメ感が増してきた感じがします。すでに近畿以南では気象庁による梅雨入りの公式発表がされていますので、もうそろそろ東海地方の梅雨入りが発表されそうです。

害虫の類は暗くてジメジメした場所を好むのは周知のとおりだと思いますが、これからは気温の上昇とジメジメ感に伴ってゴキブリをはじめムカデなどの害虫は活発化していきます。

ジメジメ感=高湿度というのは気温に関係しており、気温が高いほど大気中に水分を多く含むことができます。寒い時期にはいくらお湯を沸かしたところでけっしてジメジメするまでに至らないのはこの為です。

梅雨は体感的にも肌に汗がまとわりつくような不快感に加え、害虫も発生しやすいのでいいイメージはあまり無いですが、あまりに空梅雨ですと、ダムの渇水や農作物の成育に影響がありますのである程度の長雨も必要となります。

バ〇サンは効果がない?

害虫駆除に伺いますと特に多いのは燻煙剤を使用してみたけれど効果が無かったというものです。はっきり申しますと燻煙剤は一番効率が悪い駆除方法です。燻煙剤が最も効果的なのは、害虫が室内に潜んでいるかなり散らかった部屋やゴミ屋敷状態の部屋になります。

害虫は先に書いたとおり、暗くてジメジメしたところを好みますので、通常の部屋ではふだん害虫は床下とか壁の中など燻煙剤がまわらないようなところに潜んでいる場合が多いからです。また、ゴキブリの卵には経口毒である燻煙剤はまったく効き目は期待できません。
卵には効かないし、成虫には殺虫成分(煙)が届かないという理由で、燻煙剤は、かなり散らかった部屋かゴミ屋敷状態でしか効果がほとんどのぞめないというのがその理由です。

卵には効かないまでも、床下や天井裏で燻煙剤を焚くのは室内で使用するよりも効果がありますが、煙が屋外に漏れ出てしまうと、白煙タイプの燻煙剤では火事と間違えられて119番通報されるおそれがありますので、使用方法は注意書きに従って使用しなければなりません。

燻煙剤は害虫を一網打尽に駆除できて手っ取り早い気がして最も効果的に思いますが、そういうものこそ実は最も効率的ではないのですね。燻煙剤以外に様々な害虫駆除の製品が販売されているのが示しています。

燻煙剤を使うにしろ他の薬剤を使うにしろ、TPOにあったものを選択しないことには効果はあまりのぞめません。

よろしくお願いいたします。

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